セリアの「刺し子用ミニ花ふきん生地」の「伝統柄Ⅱ図案入」の1つ「丸つなぎ」の刺し方をご紹介します。
丸模様が連なる可愛い柄で、刺しやすいため初心者の方にもおすすめの図案です。
セリア 刺し子用ミニ花ふきん生地「丸つなぎ」
セリアから販売されている「刺し子用 ミニ花ふきん生地」のシリーズ。
100円で購入出来て、仕上がりサイズもミニサイズで色々な柄を練習したい時にもおすすめの商品です。
中でも「丸つなぎ」は他の柄に比べて図案も大きめなので、完成までの時間も短めです。
キットではないため、中に入っているのは図案プリント済みの布だけですがこれがとても便利。
自分で1から図案を書こうと思うと結構手間なので、刺したい図案がある時は積極的に活用したいシリーズです。
丸つなぎはこちらの「伝統柄Ⅱ」のシリーズの1つです。
他の柄も伝統柄ⅡのパッケージのものはJANコードも同じになります。
図案は水で消えるので、仕立ての最後に水洗いをすれば落とすことが出来ます。
逆に刺す前に水通しなどをしてしまうと図案が消えてしまうので注意してください。
メーカー | セリア |
JANコード | 4570048043247 |
購入価格 | 税込み110円 |
サイズ 仕立て前 | 約33㎝×18㎝ |
サイズ 仕立て後(出来上がりサイズ) | 約16㎝×約16㎝ |
素材 | 綿 100% |
制作時間 | 約3時間 |
生産国 | 日本製 |
糸は同じくセリアから出ている段染め糸を使っています。
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仕立て方
刺す前にふきんに仕立てます。
刺し子の本などではよく手縫いで仕立てていますが、私はミシンで縫っています。
どちらでもお好きな方で大丈夫です。
1、まず、袋から出すとこのような縦長の生地になっています。
これを中表(プリントされている面が合わさるように)合わせます。
2、中表に合わせたものがこちらです。
まち針をさし、返し口を5~10㎝ほど残して印刷線(外枠)より0.5㎝~1㎝外側を縫います。
メモ
印刷線(外枠の線)が裏側からだと見づらいため消えるチャコペンなどで裏側にも印刷線を定規で引いておくと分かりやすいです。
今回は印刷線の0.5㎝外側を縫いました。
四隅は直角に縫うのではなく、角の部分は1目だけ斜めに縫うと表に返した時に角がきれいに出やすくなります。
返し口は5㎝あれば返せます。
裁縫に慣れていない方は10㎝ほどあけておくほうが、返しやすいと思います。
3、私は縫い代が揃っている方が好きなので、表に返す前に縫い代を切りそろえています。
また、四隅は斜めに縫い代を切り落としておくと返した後もたつかず仕上がりがきれいです。
斜めに切る際は数ミリ残して切り落とします。
メモ
表に返す前に縫い代を片側に倒し、アイロンを縫い目にかけておくと返した後の端がきれいです。
4、あけておいた返し口をまつる。
これでふきんの仕立ては完成です。
丸つなぎの刺し方
仕立てが終わったらいよいよ刺し始めます!
1、外枠から刺す。
刺し始め、刺し終わりは3目重ねて刺します。
また、玉止めはしません。
糸を数センチ出しておき、最後の仕上げの際にカットします。
刺すときは数目一気に刺し、刺したら糸をしごき生地となじませます。
参考までに、こちらが刺し終わった後の裏面です。
糸がぴょこぴょこ出ていますが仕上げの最後にカットするので、刺している段階ではこの状態で大丈夫です。
目を重ねて刺すことで、糸もほどけてきません。
2、外枠を刺し終わったら中の図案を刺す。
私は右上から1列ずつ刺しています。
1列刺し終わったら下の段に移動し、一番下まで刺します。
丸模様は半円ずつ刺す。
半円刺したら隣の丸に移り、先ほどとは逆の半円を刺す。
これを繰り返し端まで刺したら、来た道を戻り刺していない残りの半円を刺す。
メモ
下段に移る際は、表に針目が出ないように裏面で針目に沿って糸を渡して移動しています。
移動距離が長い場合は一度糸を切った方が良いと思いますが、それほど距離がない場合は裏で糸を渡し移動します。
この時、ふきんの中で糸を渡し、裏にも出てこないようにするやり方もあります。
私は移動するルートに刺した目がある場合は、その目を利用し裏面だけ糸を重ねるようにして移動しています。
(刺し始め・刺し終わりと同じようにする。ただし表には糸を出さない)
その方が糸が安定する気がするので。
3、下段まで刺せたら完成です。
最後も3目重ね、糸を数センチ残して糸を切ります。
仕上げ
刺し終わったら仕上げをします。
1、水洗いをして、図案を消す。
もし刺している途中に生地が汚れてしまっていたら、洗濯用洗剤を少量加えて洗うときれいに落ちます。
その場合はすすぎもしっかりと。
2、軽く水を絞り、脱水する。
3、しわを手で軽く伸ばし、干す。
4、乾いたらアイロンがけをする。
アイロン台にタオルを敷き、表面を下にしてスチームアイロンをかける。
5、裏面の出ている糸をはさみを寝かせてきわで切る。
これで完成です!
裏面はこのように仕上がりました。
作品例と制作レビュー
刺し子には丸模様の伝統柄がいくつかあります。
手元にある何冊かある本を見てみると、今回のような丸だけをつなげたシンプルな模様は載っていなかったのですが、半円、もしくはそれに似た曲線を刺していく模様はいくつかありますね。
例えば七宝つなぎや花刺し、千鳥つなぎ、青海波など。
シンプルな丸が連なる模様はモダンですし、色の組み合わせ次第では様々な作品の表現が出来る図案だと思います。
洋風にも寄せれますね。
段染めの糸はとても可愛く仕上がり大満足です。
ホビーラホビーレからちょうど倍のサイズに仕上がる「丸模様」という図案印刷済みの布が出ているので今度はそちらにも挑戦してみたいと思います。
以上「丸つなぎの刺し方」のご紹介でした。